先日、某大手雑誌社より、「子供の留学」についてのアンケート依頼のお声掛け頂きました。(また、そのアンケート内容が、正式に反映されたら、こちらのBlogで、お知らせ致しますね♪)
留学生ママとしての声をひろって頂け、とてつもなく光栄なことでしたが、やはり、世間は、年々、留学に関する関心が高まっていることを実感です。
大学入試制度改革、東京オリンピック、18歳成人法案やら、人工知能型ロボットの進化と、少子高齢化などと…
子供たちの未来の行く末を案じる世情なだけに、留学経験を通じて、生きぬく力を強化したいとの思いが、年々、強まっているのでしょうね。
なだけに、今年も、この夏休みを利用して、沢山の方が、留学されるのではないでしょうか !?
我が家の場合、娘の初めての留学体験は、長女が中学校1年生の時の学校プログラムで参加したセブ島への語学研修でした。
その留学での成果は、語学の向上というよりも、親元から離れて、2週間、自分で生活できたということが大きかったでしょう。
そして、その後、高校1年生の夏休みに、オーストラリアへの短期留学に飛び立ったことが、彼女の人生のターニングポイントとなりました。
短期留学を経た結果、帰国後、新たな留学の道が開け、現在も留学中に至っている訳です。
それは、夏休みの短期留学が、大きな影響を与えたことを物語っていて、娘とオーストラリアとの相性も、たまたま良かったのだとも思います。
ですが、留学先には、多数の候補国があるだけに、選択に迷いますよね。
留学の目的や習得内容にもよりますが、我が家の場合は、娘の留学先がオーストラリアにして良かったという事になります。
そこで、今回は、我が家の短期留学の経験上、渡航先のオーストラリア留学のメリット・デメリットをご紹介致しますので、ご興味ありましたら読んで下さいね。
オーストラリア留学のメリット
とにかく安全で治安が良い
私自身、若かりし頃、オーストラリアの商材を輸入する仕事に就いていたため、何度か出張で現地へ訪問した経験がありますが、とにかく、治安が良いです。
もちろん、海外ですから、油断は大敵ですけれど、今、日本国内の方が物騒な事件も多く、地震や水害などといった天災も相次いでいるだけに、却って、オーストラリアの方が安全に感じることもあります。
今年の3月に、娘の滞在先を訪問して、現地の様子を見てきましたが、やっぱり、改めて、治安の良さを実感して、安心して帰って来ました。
オーストラリアは、沢山の民族が調和しながら、文化の多様性を誇り、洗練した社会を築いているため、様々な事柄が安全に整備されています。
世界中、自然災害やテロなどと、いつ、何処で、事故や事件に巻きこまれるかは解りませんが、オーストラリアは、比較的、そういった被害も、近年、少ないようです。
やはり、子供を1人で海外に送りだすのであれば、安全な場所というのは第1条件だと、私は思います。
日本から行きやすく、時差がない
オーストラリアまでの渡航は、日付変更線を超えないため、行きやすく、また、時差も、そんなにありません。
主要5都市までの直行便も10便あり、また、オーストラリア国内間の便も充実しています。
【日本からオーストラリアへの直行便】
出発地 | 到着地 | 航空会社 | 飛行時間 | 出発時間 | 到着時間 | 日本との時差 |
---|---|---|---|---|---|---|
成田 | ケアンズ | Jet Star | 7時間25分 | 20:25発 | 4:50+1着 | +1時間 |
成田 | ゴールドコースト | Jet Star | 8時間50分 | 21:05発 | 6:55+1着 | +1時間 |
成田 | ブリスベン | カンタス航空 | 9時間 | 19:55発 | 5:55+1着 | +1時間 |
成田 | シドニー | 日本航空 | 9時間45分 | 19:25発 | 6:10+1着 | +1時間 |
成田 | メルボルン | カンタス航空 | 10時間40分 | 20:05発 | 7:45+1着 | +1時間 |
成田 | メルボルン | 日本航空 | 10時間25分 | 10:30発 | 21:55着 | +1時間 |
羽田 | シドニー | カンタス航空 | 9時間30分 | 22:00発 | 8:30+1着 | +1時間 |
羽田 | シドニー | 全日空 | 9時間25分 | 22:20発 | 8:45+1着 | +1時間 |
関西 | ケアンズ | Jet Star | 7時間15分 | 21:00発 | 5:05+1着 | +1時間 |
関西 | シドニー | カンタス航空 | 9時間50分 | 20:40発 | 7:30+1着 | +1時間 |
時差が1時間というのは、大きいです。
我が子と、ほぼほぼ、オンタイムで、コンタクトが取れるので、何かあった時も迅速な対応が取れますよね。
日本と同じような時間帯で、生活できるというのは、身体への負担も少ないですし、何かと安心です。
日本とは季節が逆で過ごしやすい気候
温帯湿潤気候(冷帯湿潤気候)の日本に比べて、オーストラリアの主要都市は、亜熱帯性気候や温帯性気候のため、湿気がない分、カラッと過ごしやすく、年間を通しても晴天が多いのが特徴です。
また、娘の留学先である、アデレードやシドニー、メルボルン、パースは、温帯性気候なので、日本のように四季もあり、季節の変化も楽しむことが出来ます。
それと、日本とは真逆の季節なため、夏休みを留学するとなると、オーストラリアは真冬ってことですが
それって、どうなの ? って、最初は思いましたが、暑さから離れられるのは、ある意味メリット。
それに、日本とオーストラリアの季節が逆な分、ワードローブの中身が、交代になりますよね。
つまり、オーストラリアの冬物のセール後に、日本は冬をむかえ、オーストラリアの夏物のセール後に、日本は夏をむかえ、また、その逆パターンにもなります。
普段の洋服は、もちろん、水着やスノーウエア、サンダル、ブーツと、特にシーズン物は、それぞれの国のシーズンオフのセールを狙う事が出来る訳です。
日本とオーストラリアを行き来する留学期間、この逆季節をうまく利用して、ワードローブを充実させる事が出来るのは大きなメリットかな、と、私は思っています(*^^*)
多民族国家で人々の気が良い
紀元前からの歴史ある日本に比べて、オーストラリアは、数百年という歴史の新しい国であり、ヨーロッパを中心とした移民で成り立った国なので、多国籍国家です。
なので、ホストファミリーも、様々な出身国の方々というのも、オーストラリアらしさであり、娘のホスト先は、イギリス人のパパとインド人のママ。
お友達のホスト先も、マレーシア人のご家庭に、オーストラリア生まれの中国人の御宅や、スペイン人やニュージランド人などと、多国籍民族である事を実感できます。
もちろん、共用言語は英語ではありますが、場合によっては、別言語も学べる環境にもあり、これは、多国籍文化ならではの、利点かと思います。
また、オーストラリアの人々は、皆、陽気で、呑気で明るくて、のんびりしていて、気さくで親切です。
国民全体にいい人ムードが、漂っているような印象です。
直ぐに話しかけて下さったり、困っている様子を見かけたら助けてようともしてくれる事も多く、留学生への扱いも慣れているため、安心して、送りだすことが出来ますね。
食事が美味しい
親元離れて暮らしている我が子の何が心配 !? って、まぁ、いろいろ、心配は尽きないのですが、。
やはり、ちゃんと食べているのか !? が、1番の心配だったりもします。
それに、成長過程の子供の栄養面も気になりますし、美味しい物を食べていないと、心もささくれて、ネガティブマインドになったりもするほど、食って大事ですよね。
ホームシックになるのも、食が、きっかけだったりもします。
ですので、どんな物を日々食べることが出来るのかは、留学させるうえでも、とても重要ポイントかと考えています。
オーストラリアは、先に述べた通り、多民族国家なだけに、食もバラエティなところが、とても良い点ですよね。
街に出たり、ショッピングモールへ行けば、中華料理を筆頭に、日本食、ベトナム料理、タイ料理、シンガポール料理、マレーシア料理とアジア料理が充実しているうえ、イタリアンやカフェも、豊富です。
もちろん、オージービーフの国ですから、お肉料理中心の洋食も美味しく、シーフードも鮮度が良く、ジャンキーな食べ物も、楽しめます。
アジア系のホストファミリーの御宅へのステイですと、主食が、ライスだったりもするため、食でホームシックになるようなことも薄いみたいですよ。
我が家の娘のホストマザーはインド人ですので、カレー料理が絶品なようでして、娘は、日本のカレーを恋しくなるようなことはないようです。むしろカレーは、お腹いっぱいと、言ってます(笑)
オーストラリアの大都市には、世界中のセレブ御用達のトップレストランも多く、世界一の朝食と絶賛されているbillsもシドニー発祥なほど、食のレベルは高いですよね。
スーパーにも、様々な品種のお米が売っていたり、日本の調味料からアジアの食材も容易く手に入るので、お料理するにも、さほど困らないでしょう。
美味しい物をお腹いっぱい食べて、ポジティブマインドで、留学生活を乗り越えていって欲しいものですね。
但し、美味しくて、ハイカロリーな食べ物が多いため、留学生は太りやすいとも言われています。
実際、うちの娘も留学して、4,5キロ太り、その後、ダイエットして、体重を戻していましたが、大変だったようです ^^;
留学制度が整っている
オーストラリアでは、学生ビザは、もちろんですが、ワーキングホリデービザが習得できるのが、魅力だと思います。
ですので、学生でなくても、留学にチャレンジ出来ますし、学生ビザでも、条件等により、アルバイトが可能なので、学校以外での交流の場を得る機会がもてるのは大きいメリットかと思います。
また、留学生に対して、オーストラリア政府のケアが手厚く、留学生を保護する法律もあるため、何かと明瞭で安心です。
また、日本人だけでなく、各国からの留学生も多いです。
留学生のクラスには、ヨーロッパの子や、ベトナム、タイ、香港、台湾、中国、韓国などとアジアからの子も多くいて、オーストラリアの地元の子だけでなく、様々な国から来た子と交友関係が結べることも、良いことですよね。
それと、18歳を成人としているオーストラリアでは、18歳未満への法律が細かく設けられています。
なので、未成年である18歳未満の子の留学の滞在先は、ホームステイと限定され、政府や警察による、ホストファミリーになる方への審査も厳しいため、我が子を安心して預けることが出来ます。
娘のホスト先は、パパは小学校の先生、ママは看護師さんと、ご職業の面でも、頼りになる方々でして、人間性も素晴らしく、お子さんを3人育てあげた親ということもあり、安心して、娘の教育を丸ごと御願いしちゃっていますが、。
そして、私の手で育てるより、出来が良くなっている気もしています ^^;
広大な自然に恵まれ、生き方が豊か
総面積が、世界第6位のオーストラリアは、日本の約21倍の国土の広さがあり、その国土の中心部は砂漠地帯で未開発エリアであったりと、とても広大な大地を誇っています。
国立公園が550か所、世界遺産も15か所、ユネスコ登録も19か所と、どこの都市にいても、大自然を身近に感じることでしょう。
また、オーストラリアでしか生息していない、独特な植物や動物たちや、オーストラリアでしか見ることが出来ない光景が、広がっています。
娘のホスト先の年頃の娘さんが、「オーストラリアには、ディズニーランドが無いし、自然だけしかない。」と、ぼやいておりましたが、それが、いかに、素晴らしい環境であるか。
ちょっと、足をのばせば、あちらこちらに、地球を愛おしく感じるような、美しい大自然に出会うことができます。
地球のこと、宇宙のこと、人間の生き方や、生命のことなどと、日本の忙しない日常では考えないようなことを考えてしまうような環境があるのです。
そんな自然環境のもとに、社会が形成されている影響か、オーストラリアの方々の生き方は、物質的でありません。
夜遅くまで働いて、あれもこれも1日に詰め込むといった感じではなく、太陽と共に、寝起きがあるような生活をされている方が多いです。
給与や年金の支給も1週間ごとであったり、ホリデーも多く、かといって、贅沢三昧にはせずに、どこのご家庭も倹約質素を心掛けている印象を受けます。
お金を使う先は、教育や、旅行、余暇、趣味といったところが中心で、次から次へと物を買うって感じじゃないようです。
2017年秋に、iPhoneXとiPhone8のシリーズが発売されましたが、2018年春にオーストラリアへ行った際、iPhone7までのケースしか、売っていなく、それだけ、新製品を取り入れるスピードの遅さに、驚きました。
ブランド品を持って歩いているのも、大抵、Visitorで、オーストラリアの地元の方は、シンプルで楽に過ごせるファッションをしています。
あの広大な大自然を目の前に、煌びやかなファッションは、不必要なのかもしれませんね。
また、放課後は、部活やお稽古、塾に、友達との交流と、大忙しの日本の子供達に比べて、オーストラリアの学生には、時間的余裕があります。
実際、寝る時間もままならなかった多忙な娘の日本の生活は、オーストラリア留学により、一転しました。
時間的余裕がある分、学校からの課題にも丁寧に取り組むことができ、ピアノやギターを弾く時間もあったり、ホリデーには、ゆっくり、お料理も出来るようです。
日本にいた時は、常に時間に追われて、あれもこれも、やりっぱなしのまま、飛びまわっていた娘からは、想像が出来なかった豊かな生活を送っています。
オーストラリアの大自然の環境のもと、人間としての生き方を研ぎすむ時間は、語学やスキルの習得よりも、価値が大きいと感じる私です。
オーストラリア留学のデメリット
英語の訛りがあると言われている
綺麗な英語を話すことを、もの凄く重要視しているのは、日本特有の感覚なのかもしれませんが、多民族国家で成り立ったオーストラリアでは、俗にいう訛りがあるため、留学先として嫌厭される方も多くいらっしゃいます。
そもそも、英語が話せない私には、解りませんが、英語圏の者同士、あっちの英語は訛っている、こっちの英語は癖があるなどと、お互いに聞き取りずらいことも多々とあるようです。
ですが、これって、重要ですかねぇ。
外国人の方が、日本語を習得して、標準語で話すのと、関西弁で話すのと、山形弁で話すのと、広島弁で話すのでは、標準語で話す事が価値が高いのか !? って問われたら、私は、個人的にNOです。
訛りがあろうが、あるまいが、対話が出来ていることに価値があり、また、話している内容こそ、大切と思えるのです。
美しい英語を話せても、話している事が、相手に伝わらなかったり、内容としても薄かったら、どうなのでしょうか !?
なので、オージー訛りについては、私は、デメリットには、感じていませんが、いかがでしょうか、。
日本と季節が逆である
日本と季節が真逆のオーストラリアは、特に夏休み中の留学となると、冬の現地へ赴くこととなり、荷物が多くなる事も相まって、嫌がる方も多いようです。
確かに、オーストラリアは夏ほど、らしさを発揮する土地ではありますが、日照時間も短くなる冬場だからこそ、昼間を大切に、慎重に行動できるってものです。
それに、冬とは言えども、日本の大寒のような寒さでは、ありません。
むしろ、メリットにも記述した通り、シーズンオフの物をセール品で手に入れて、帰国後は、逆季節の日本で、そのまま利用できるのは、大きいかなと。
日本の夏の雰囲気も良いもので、捨てがたいものの、じとっ~とした暑さから解放されることを思えば、さほど、デメリットではないかなとも思えますが、どうでしょうか !?
日本の学校とタームが合わない
4月が始業で2期制、3期制の日本の学校に比べて、オーストラリアの学校は、1月始業の4期制です。
ですので、始業から留学するとなると、日本の学校は中途半端になり、日本の学校の終業後に留学となると、オーストラリアの学校の途中からの、入学となります。
【日本の高校と留学生の多い国の高校の学期】
1学期 | 2学期 | 3学期 | 4学期 | ||
---|---|---|---|---|---|
日本 | 4月~7月下旬 | 8月末~12月 | 1月~3月 | ※3期制の場合 |
|
オーストラリア | 1月末~4月上旬 | 4月下旬~7月上旬 | 7月下旬~9月下旬 | 10月中旬~12月上旬 | ※学期の間に2週間の休暇あり |
アメリカ | 9月~12月中旬 | 1月中旬~6月初旬 | ※2期制の場合 |
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カナダ | 9月~12月 | 2月~6月下旬 | ※12月、1月は冬休み |
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イギリス | 9月~12月中旬 | 1月~4月中旬 | 4月下旬~7月下旬 | ※学期の間に1週間の休暇あり |
|
ニュージーランド | 1月末~4月上旬 | 4月下旬~7月上旬 | 7月下旬~9月下旬 | 10月中旬~12月上旬 | ※学期の間に2週間の休暇あり |
*サマーホリデーや、祝日は、各国、各学校によります。
短期留学の場合は、さほど、問題はありませんが、卒業目的の場合は、留学生クラスを経てからでないと、本科に入学できなったりと、いろいろ規約があるので、渡航時期を見極める必要があります。
また、高校留学後、日本の大学に進む場合、欧米への留学でしたら、日本の夏前に卒業できるため、影響はないようですが、オーストラリア留学の場合、帰国子女の大学の受験がはじまる秋は、まだ、学校在学中のため、ホリデーをうまく利用し一時帰国しなければなりません。
これは、出費含めて、かなりのデメリット。
ですが、そのまま、オーストラリアの大学に進学する場合は、さほど問題ないですよね。
我が子は、どうなるやら、先が思いやられます。
それと、高校の卒業式が、11月となるため、我が家の場合のように、日本に兄弟姉妹がいると、両親が式参列するのは難しく、家族で参加するのであれば、日本の学校を休ませるか、それか、代表者だけ参加し、お留守番させるかと…
そのあたりのことを考えると、やや負担ですが、これは、欧米圏の留学でも一緒ですよね。
やや物価が高い面がある
オーストラリアは、国土が広く、人口が点在している事から、おのずと輸送運搬費等にかかる費用が嵩み、全体的に物価が高いです。
ですが、福利厚生がしっかりしているため、あまり老後への貯金文化もなく、現地の人は、物価の高さに困窮する事は、あまりないようです。
しかし、Visitorは、そうもいきませんよね。
特に、仕送りで生活している留学生にしてみれば、日本で100円ちょっとで買えるコーラが300円以上したり、お洒落カフェで、ちょっと食べたら軽く2000円を超えてしまったりしたら、死活問題です。
ですが、その分、お小遣を大切に使いますし、やりくりを覚えます。
オーストラリアって、物価が高いでしょって、よく、言われますが、日本で買えるものと比較すると、高さを感じる面もありますが、生活を通すと、そんなには、大差ないようにも思えます。
例えば、公共交通機関は、もの凄く、お安いですし、学費も、他の国に比べて、リーズナブルです。
JR沿線に住んでいる我が家からしたら、オーストラリアの公共交通機関は、距離に対して、乗車料のコスパが良すぎると、感動すらしちゃいます。
なので、留学生は、物価が高くても、ホリデー毎に、容易く、あちこちへ出掛けられますよ。
あと、学生には不要かもしれませんが、アルコール類も、お値打ち。
特にワインは、このクオリティでこのお値段と言った感じで、信じられないほど、お安く美味しいワインが豊富に揃っていますし、もちろん、お肉類も、お安いです。
あとは、ちょっとした、アクセサリーや、雑貨など、オーストラリアならではの、アート性高いものは、日本では、購入もできないですし、そんなに、お値段も高くありません。
なので、物価が高いといえども、全体の支出を通してみると、さほど、感じないとも思えます。
水が豊富な日本に比べ、水が少ない
オーストラリアの国土の40%以上は、砂漠地帯であり、人間が住む土地として、最も乾燥しているとも言われています。
また、国土全体年間の降水量も少ないため、水不足が、たいへん、深刻で、節水が根付いています。
なので、ホスト先によっては、シャワーを浴びる時間は、○分以内などと、規制が定められていて、お風呂にお湯をためて浸かるだなんて、とんでもない!といった感じです。
洗濯も、ほとんどの家庭が1週間に1度ですので、下着類は、多めに用意することが必要です。
ミネラルウォーターも、値段も高いことから、毎日、手軽に、がぶがぶ飲むのには、適さないでしょう。
レストランやホテルで提供しているフリーのお水は、浄水されたお水が当たり前の日本に比べ、ややクオリティも劣ります。
ですが、日本から、携帯用の浄水ポットを持参し利用すれば、水道水のお水でも、美味しく頂けるので、飲料水は何とかなります。
水の豊富な日本で育ったことを改めて感謝しながら、水の無駄遣いを気をつける習慣が身に着くと思えば、デメリットと捉えなくても良いでしょう。
食事がアバウト
これは、オーストラリアに限らずですが、日本人の食事に比べて、海外での食事はアバウトです。
お肉とじゃがいも。お豆の煮込みとショートパスタ。ベーコンと卵とパンというのは、欧米でもオセアニア地区でも、普通です。
御飯があって、お味噌汁があって、納豆やお漬物、副菜や煮物と、メインがあってと、1度の食事で、様々な栄養素を摂る日本食に比べると、海外での食事が、ざっくりに感じるのは仕方ない事ですよね。
先日、娘の友達が、胃腸を壊し、一晩、腹痛で苦しんだようですが、ホストファザーが、元気になれとの意味で、フライドチキンを朝から、たっぷり食べさせようとしたとのエピソードを伺い、笑ってしまいました。
東洋では、お腹の調子を崩した時に、御粥やおうどんなどと、優しいものを頂き、胃腸を休める習慣がありますが、オーストラリアのパパは、ワイルドでした ^^
これは、オーストラリアに限らず、食文化の違いは、留学には外せないテーマですので、むしろ、そこは、デメリットというより、違う価値観に触れるメリットとも感じます。
広大な自然に恵まれ、生き方が豊かで紫外線が強い
メリットでも挙げた、広大な自然に恵まれ、オーストラリアライフは、生きることに対して、忙しくなく、1日をゆったりと豊かに過ごすという点ですが、これは、実は、デメリットでもあります。
お店というお店は、金曜日以外、ほとんど17時で閉まり、朝は朝らしく、夜は夜らしいオーストラリアで過ごしていると、日本の生活が、凄まじく忙しなく感じてしまいます。
21時半、22時近くまで、塾通いしている日本の子供達、朝は早く夜は終電近くまで働いているサラリーマン、24時間営業のコンビニやレストランに、デパートやモールも21時や22時まで営業の日本の当たり前にすら疑問を覚えてしまいます。
これは、ある種、デメリットにもなり、オーストラリアに住んでしまうと、日本に戻れないといった方々が多いのも現実です。
でも、これからを生き、社会を築くのは若者達。
疑問を感じるところからスタートして、新たなる国をつくっていって欲しいとも願ってしまいますね。
そして、忘れてならないのが、広大な大地のうえ、照りつける紫外線は強く、オゾン層が破壊されている事からも、オーストラリアは皮膚癌の発症も高いことから、日焼には要注意です。
オーストラリア留学の7つのメリットとデメリットのまとめ
娘が、夏休みの短期留学を経て、オーストラリアの高校へ転入しました。
短期留学に送りだす前は、こんなことになるだなんて、想像すらしていませんでしたが、彼女自身が、青春時代を過ごすステージとして、オーストラリアを選んだということです。
留学やホームステイは、楽しいことばかりではありません。
辛い事、苦しいこと、さみしさなどと、人知れず、孤独に乗り越えなければならないことが付きものですが、それに勝る喜びや感動に出会い、と、得られるものも多くあります。
いろいろな事がある留学生活、自分自身の安全を確保したうえで、のびのびと、生活できる環境での留学が望ましく、我が家の娘は、オーストラリアに御縁がありました。
こうして、改めて、メリット・デメリットを書き綴ってみましたが、メリットもデメリットも捉え方にもよるな、というのが、正直な感想です。
なので、私的には、デメリットと挙げた点も、メリットとも感じ、オーストラリアの魅力的なお国柄に惹かれてしまい、私も、オーストラリアへ留学に行きたくなりました。
四捨五入すると、50代になるおばさんにも、ワーキングホリデーの仕事があるのでしょうかねぇ^^;
と、歳をとると気軽に留学にはチャレンジしづらくなっていくものなので、若いうちに、留学経験をされて下さいね。
そんな訳で、ダメ母MIOは、引き続き、悩みまくりの日々を過ごしながら、今日より明日へむかいます。