娘が、オーストラリアへ海外留学することになりました。親子共々、はじめての経験で、右も左も解らないものの、先ず、驚かされたのが、留学費用 !!
かかる、かかるとは、何となく聴いていましたが、我が家にとっては、キャパシティを超えた費用に、驚愕でした。
なので、少しでも、費用は浮かせたい。
なるべく、無駄は省きたい、と、考えるものの、外せないのが留学保険。
学生ビザ取得の際にも、学校入学時にも、保険に加入していることを証明する必要があります。
短期留学の場合は、親が持っているクレジットカードに自動付帯されている保険でカバーできることもありますが、保険補償の証明だすのは、やや面倒。
ですので、各エージェントで、留学申込時に、提携している留学保険を薦められてしまいますが、素直に、すぐさま、加入しちゃいます?
ただでさえ、留学申込書の記入やら、パスポートのコピーなどと、様々な書類の提出迫られて、テンパっているのですよ。(私だけ?)
テンパっていて、判断能力低下している時に、どさくさに紛れて、薦められるがままの留学保険に加入というのは、なんとなく避けたいですよね。
ですので、我が家の娘の時は、留学申込時には、ひとます、保険加入はせず、後回しにさせて頂きました。
保険適応開始になるのは、渡航日からなだけに、留学申込時に加入しなくとも、充分に間に合いますので、慌てずに決めて良いと思います。
ということで、この記事では、留学保険について、3つのポイントを、まとめてみました。
Contents
海外旅行保険と海外留学保険の違い
旅行へ行く際などに加入する、海外旅行保険と海外留学保険の内容が異なるってこと、ご存知ですか !? ってMIOは知りませんでしたが ^^;
旅行と留学では、旅の目的、滞在日数、現地での扱いが、まるで違うため、保険の補償内容が、違うというのは、当たり前といえば、当たり前でして。
旅行で行っている立場ですと、あくまでも一時的なゲスト扱いをされ、トラベラーという呼び方をされますよね。
ですが、留学で行くとなると、異国の地で生活している現地滞在異国人、つまり、インタナショナルスチューデントと呼ばれ、その時点で扱いが違います。
という事は、トラベラーとインターナショナルスチューデントに想定される事故内容も、違ってくるのは当然。
なので、海外旅行保険と、海外留学保険は、補償内容が、まるで別物という事から、加入費用も変わってきます。
違うよ!個人賠償責任!
では、旅行保険と留学保険の違いを具体的に、みていきましょう。
渡航中での自分の怪我や病気に対応してくれるというのは、旅行保険も留学保険も、加入額に応じて、基本的には補償されていますが、。
旅行保険の場合の個人賠償責任保険と、留学保険の個人賠償責任保険は、補償内容が、全然違うのです。
旅行保険の場合は、旅行中に起こり得ることを想定した内容のみの補償をカバーしているって感じで、それ以外のことは、適応外です。
例えば、旅行保険の場合は、ショッピング中に、何かを壊してしまったとか、ホテルの備品を傷つけてしまったなどの、対物補償は手厚いものの、対人補償へのカバー力は弱いのです。
娘が日本の高校で励んでいた部活、チアリーディング部では、お互いに怪我をさせてしまうって事が、よく、ありました。
その場合、学校で加入して下さっていた保険で、部活内でのアクシデントは大抵ケアして頂けていたのですが、ここの部分こそ、旅行保険では補償対応外なのです。
ですが、留学保険では、友達に怪我させちゃったなどの相手への補償までもと、幅広くカバーして頂けます。
なので、旅行保険へ加入していても、現地でレンタカーを借りる際は、事故を想定した対人補償のある保険に別に加入したりする必要があります。
自分が、旅行中に、ジェットスキーをしていて怪我をしたは補償されますが、ジェットスキー中に、誰かを怪我をさせてしまったというのは、旅行保険では微妙なラインであるって事です。
また、留学生を現地に見送る親として、心配なのは、本人の不注意による事故ですよね。
アイロンを誤って落としてしまいステイ先のお部屋の絨毯を焦がしちゃったなんていう事もあります (*_*;
ですので、留学生の不注意により起きた事故で、個人賠償責任が、どこまで幅広く対応してくれるかどうかは、保険を選ぶうえで、かなり大事だと思います。
つい、ケチりたくなる留学保険ですが、何かあった時に、最大限に力を発揮してくれるようオプションもつけて、加入しておくことをお薦め致します。
違うよ!生活用動産!
次に、旅行保険と留学保険の違うところは、生活用動産の補償内容です。
ようは、紛失、盗難などにあった時に保険で補償される適応範囲容が違うということですね。
実は、旅行保険では、自らの不注意による紛失や盗難は、補償対象外なのですが、留学保険では、身の回り品の紛失は、対象内だったりします。(保険会社に、よります。)
紛失の場合は、だいたい、1点につき、10万円程度が限度額とされていることが、多いです。
ウチの長女は、渡航後1カ月以内で、携帯電話を紛失してしまいましたが、留学保険で対応して頂けました。
違うよ!緊急一時帰国費用!
また、留学保険ならではの補償になりますが、家族の死亡や、危篤時による、一時帰国の際の旅費が補償されます。
これは、基本補償に加え、オプション加入になることが多いので、各保険会社の商品を確認して下さいね。
旅行の場合は、何かあった時は、旅行自体を切り上げて、早めに帰国するなりも出来るでしょうが、留学中は、一旦帰国して、また留学先に帰らなければなりません。
大事なセレモニーとはいえ、その往復の出費は、ちょっぴり痛いですよね。
元気げんきと言っていても、祖父母も、何があるか解りませんから、もしもの時に、備えたいものです。
AIU、損保ジャパン、三井住友、東京海上日動保険の比較
旅行保険と留学保険の違い、そして、如何に、留学保険が、いざという時に役に立ってくれるか解ったものの、各保険会社、様々な商品があり、どこを選べば良いやら、悩ましいですよね。
なので、仮に2年間留学へ行った場合で、死亡保険を3000万円に設定した場合の大手各社保険料を比較してみたいと思います。
【2年留学へ行った場合、3000万円死亡補償の保険の比較】
AIU | 損保ジャパン | 三井住友海上保険 | 東京海上日動火災 | あいおいニッセイ | |
---|---|---|---|---|---|
保険料 | 517,620円 | 591,760円 | 996,360円 | 484,610円 | 996,360円 |
傷害死亡 | 3000万円 | 3000万円 | 3000万円 | 3000万円 | 3000万円 |
傷害後遺障害 | 3000万円 | 3000万円 | 3000万円 | 3000万円 | 3000万円 |
治療・救援費用 | 無制限 | 3000万円 | 3000万円 | 無制限 | 3000万円 |
疫病死亡 | 2000万円 | 2000万円 | - | 1000万円 | - |
賠償責任 | 1億 | 5000万円 | 1億 | 1億 | 1億 |
生活用動産損害 | 30万円 | 50万円 | 50万円 | 20万円 | 50万円 |
航空機寄託手荷物遅延等 | 10万円 | - | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
航空機遅延費用 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 |
緊急一時帰国費用 | 70万円 | 40万円 | 40万円 | 50万円 | 40万円 |
弁護士費用 | 100万円 | 100万円 | |||
テロ対策費用 | 10万円 | 10万円 |
改めて、同じようで、全然違いますね。
因みに、調べた限りでは、留学保険は、どこの会社であっても、保険料は、カード払いが出来ないとのことでした。
高額な保険料を、カード払いして、カードのポイントを少しでも得ようと考えていたMIO的には、とても残念ポイントでしたが、仕方ありません。
留学エージェントさんとファイナンシャルプランナーさんのお勧めはAIU留学保険
我が家が御願いした留学のエージェントさんと、いつも相談にのって頂いている、ファイナンシャルプランナーさんのお勧めは、AIUさんでした。
なぜ、AIUさんが、お勧めかと言うと、キャッシュレスメディカルサービスが、充実しているとのことです。
キャッシュレスメディカルサービスというのは、怪我や病気などで、病院にかかる時に、立替の心配が無いという仕組みです。
保険会社さんと提携している指定の病院へ行けば、保険会社が直接払ってくれるので、いつ入ってくるか解らない保険料を待たなくても良いサービスとなります。
AIUさんの場合は、アメリカを中心に、世界約55万ヶ所以上の病院さんと提携しているとのことですから、何処の土地へ行っても、駆け寄れる病院があるというのは、とても頼もしいですよね。
AIUさんの保険料金も、わりと良心的ですし、補償内容も充実しています。
また、他の保険会社さんも、キャッシュレスメディカルサービスは、対応していますが、AIUさんの提携している病院が、多保険会社さんよりも、各段に多いと、ファイナンシャルプランナーさんが仰っていました。
さて、ダメ母MIO、我が子への留学保険、どこを選びましょうか !?
東京海上日動火災を選んだ理由
結論から申し上げると、悩んだ末、我が家の場合は、東京海上日動火災さんに、決めました。
どの保険も、甲乙つけがたいものの、やっぱり、最後は何かあった時に、信頼できる担当者様が、いるか、いないか、が重要と思えました。
いずれの保険に加入しても、24時間体制で、すぐに対応して下さる電話窓口は、あります。
有能なスタッフさんが、丁寧に対応してくださることは、重々承知ですが、最後、保険請求するのは、契約者ですよね。
ですが書式通りの書類提出するのは、なかなか、面倒です。
ですので、何かあったら、すぐに対応して下さる担当者さんが決まっているのは、とても安心でして、。
事故が発生した際に、信頼できる担当者様に、丸ごと御願いできることは、とっても大きいポイントかと思います。
【担当者に御願いする場合】 | 【窓口に問合せの場合】 |
事故にあった | 保険会社の指定する窓口に連絡 |
↓ | ↓ |
担当者さんに連絡する | 窓口で状況説明、場合によっては後日折り返しあり |
↓ | ↓ |
担当者さんの指示に従う | 保険会社指定の書類を揃える |
↓ | ↓ |
書類に署名捺印のみをして、返送 | 保険会社の様式通りに書類を記入して返送 |
↓ | ↓ |
支払手続き完了 | 支払手続き完了 |
事故が発生してから、請求するまでの流れは、大まかに以上の通りではありますが、この書類作成が、ほんと厄介なのですよね。
ですが、担当者様がついている場合ですと、状況だけメールor電話連絡をして、指示に従った通りの写真等を提出すれば、後は、担当者様が書類作成して下さりますので、最終的に書類へ署名と捺印だけで済んでしまいます。
事故が起きた際に、保険請求がスムーズに運べるって、ほんとうに、有難く、担当者様の大丈夫ですよの一言だけでも、とても安心出来ますし、頼り甲斐あるってものです。
大事故に見舞われた時に、大手一流の保険に加入していたのに、担当者が事務的な対応で、親身になってもらえず、却って傷付いた。
保険請求したのに、書類不備で、いろいろ認められず、何度もやりとりをして大変だった。
などという話、よく耳にしますよね。
ですので、どんな素晴らしい商品を謳っていたとしても、最後は、やっぱり、人かなと。
という訳で、我が家は、頼りになる担当者様が扱う東京海上日動火災保険様の留学保険に加入しました。
これが、大正解 !!
こんなにも、留学先でドジするものかと、我が娘に呆れながらも、東京海上日動火災保険様は、娘の事故を全て解決して下さいました。
東京海上日動火災保険様をご検討される方は、良かったら、お問合せフォームから、ご連絡下さいね。
海外留学保険どうする?留学保険えらびのまとめ
本音を明かせば、節約目的で、省きたいくらいの、掛け捨て留学保険。
ですが、長期の海外生活で、何が起こるか解らないだけに、加入しといた方が安心、ということを、身を以て、経験致しました。
だいたい、月額に換算すると、1万円前後になる、保険料は、確かに高額ではありますが、安心料と思えば何のその。
とはいえ、慎重に選びたいですから、エージェントや学校や旅行会社に一方的に勧められても、加入期限を確認して、一旦、持ち帰って検討することが、望ましいでしょう。
そして、他社との比較をしながら、必要な保険内容を明確にしていく。
どんな事故に見舞われるか解らないだけに、治療費や賠償責任は、より高額補償である方が良いと思います。
それと、最後は、結局、何かあった時の対応力ですよね。
自動音声の窓口から、転々と窓口を回されてから、やっと保険請求まで辿り着く事が出来るのか、それとも、いつでも、連絡できる担当者がいるのか。
そここそ、大事だと思います。
留学保険えらびの最終確認
1.留学エージェントや学校、旅行会社から勧められても、直ぐに加入しない
2.各保険会社の補償内容を見直し比較する
3.窓口の対応は真摯であるか、頼れる担当者様が、いらっしゃるか !?が、最終的な決め手となる
あとは、ご家族で、しっかり、話し合いをされてから、ご自身で判断しましょう。
でも、ほんと、保険料の領収書を眺めては、ため息。
目に見えない安心感をお金で買うこと、人間力が問われるわ~ *_*;
そんな訳で、ダメ母MIOは、引き続き、悩みまくりで、今日より明日へむかいます。