あまり物議を醸すテーマは、何ですが、oneofakindさんのBlog記事が、とても示唆に富んだお話でしたので、紹介させて下さい。
oneofakindさんは、SNSで存じ上げた方なのですが、今は、年に何度も、海外出張へ行くようなキャリアーウーマンライフを過ごされていて。
美味しいお酒とお料理、好きな本や、大好きなコスメなどを、ちゃんと自分の稼いだお金から、自分の欲する分を得ることが出来ている、自立した大人の女性であります。
彼女の文体から滲みでるセンスの良さと、歯に衣をきせない裏表のないストレートな表現力での本音や、呟き、Blogからは、知性や品も滲み出ていて、私の好きなタイプの人でした。
ですが、もちろん、御会いしたことも無ければ、SNS上の、お付き合いも通行人程度といった間柄。
にも関わらず、oneofakindさんは、そんな関係の浅い私のBlogへ、彼女の貴重な体験談をリンクさせて頂くことを、直ぐに、快諾して下さりました。
感謝しかないです。有難うございます。
そんな懐の広さ加減も素敵で、彼女の器量が伺え、ますます憧れが募ってしまいますが、。
さて、彼女の貴重な体験談。
未成年への性犯罪は、彼女のちょっとした勇気ある言動により、大事には至りませんでした。
ですが、彼女の人生にも、お友達の人生にも、大きな影響を与えた出来事になったと言えるでしょう。
また、留学をしたからこそ体験できたこと、とも捉えることが出来ますし、留学をしなくても、日常の中で得る16歳の時の経験は、間違いなく、人生の礎となります。
私自身、留学にはチャレンジしていませんが、高校1年生の16歳の時に経験した事が、40歳半ばとなった今も、トラウマとなっていて、未だに苦しんでいたりもします。
大人からみると、16歳って、まだまだ子供にもみえるものの、大人と同格のように扱う場面も多く。
16歳本人も、大人同然の扱いを受けることで、大人になったような錯覚も覚え、でも、まだ、自身の内部に子供がいる認識も、抱えています。
もちろん、殆どの10代は学生でもあり、扶養を受けている立場ですが、大人よりも、知識、体力、抑制力などが長けていたりする面もあったりもして、立派な思想すらも持ち合わせていたりもしますよね。
なので、つい、両者ともに同じ土俵にいるような感覚になる瞬間がありますが、当たり前に、16歳は、まだまだ子供。
そんな曖昧な年齢だからこそ、法律を以て、きっちり「未成年」という言葉で定められています。
「未成年」っていう言葉からはネガティブなイメージが先行しますが、言い換えて、ティーンエイジャー!?ってやつでしょうか。
このティーンエイジャーって、ある種、黄金期ですよね。
誰しもが一生に一度必ず訪れる、数年間だけ、正々堂々と大人と子供を同居させることのできる、スペシャリティな特別な期間。
その限られた時間に、何を経験し、何をするか?
それによって、挫折やトラウマを生むか、自信や気付きなどステップアップに繋がるかは、「強い決意」から、はじまると、ダメ母MIOは考えています。
oneofakindさんの16歳の体験談からは、彼女の留学へ対する一念が読み取れました。
‘’あの時もし私がレスリーに質問していなかったら~? 考えたくもない‘’と、彼女はblogを締めくくっておりますが、彼女が質問したのは、たまたまでは無いと、私は感じています。
留学へ行きたい意志を何カ月もかけて両親を説得できた彼女自身だからこそ、友人から相談されたモヤモヤしたモノを、解消するべく行動に繋がったのだと思えました。
また、未成年は子供であるということを、充分に大人達が認識して、立場の弱い子供たちを守れる社会を築ける一員になりたいとも、改めて願いました。
ネット上でも、何万人もの方からの反響を呼んでいる彼女の記事を読んで、皆様も感じた事があるかと思います。
かつて、16歳、いま、16歳、これから16歳、16歳になれなかった…などと色々ですが、16歳について考えることは、幅広い年代の方で共有出来ることかと、思います。
私も、彼女のblogを読んで、自分が16歳だった頃の気持ちを思い出したり、16歳で高校留学へ行った長女のこと、今月16歳をむかえた次女のことを回想しました。
当時16歳であったoneofakindさんは、自分の体験が、後の未来に、ネットのニュースに取り上げられ話題を呼ぶだなんて、想像すら出来ていなかったと思います。
将来が見えないこと、それは16歳らしいことだと、私は感じます。
自分なりの判断で、正しいと思っていたことが、実は間違っていた、それも、16歳ならではのエピソードであると思えます。
oneofakindさんが、いま、当時を振り返って、間違えがあったことを潔く語ることができるのは、成長した証であり、人間力が備わっている方の成せる言葉とも言えるでしょう。
ティーンエイジャーの子供達が、かけがえのない限られた数年間を、拘束などされることなく、伸び伸びと謳歌できることを心より願い、このblogを紹介致しました。
oneofakindさん、快く、リンク貼らせて頂き、有難うございました。深く、御礼を申し上げます。
高校生夏の短期留学から得ること
oneofakindさんのblogを読んで、留学より得る影響力の大きさを、改めて実感致しました。
彼女は1ヶ月の短期留学へ行った際のエピソードを綴っていますが、留学体験から受けた衝撃や歓喜に戸惑いなどが、鮮明に描かれていることから、彼女の人生にどれ程の影響があったかを、伺うことが出来ますよね。
今、世界全体で、グローバル化が進み、日本では、文科省はじめ教育機関が筆頭となって、グローバル教育に力を注いでいるだけに、積極的に留学も薦められています。
◦語学力を養う
◦コミュニケーション能力の育成
◦異文化への関心や知識の向上
◦国際人としてのマナーの習得
などなどと、留学によって得られる成果が高々と掲げられ、社会人になる前の留学、特に中高校生の短期留学も、今までになく、盛んとなっております。
2024年には、18歳以下の人口が106万人まで減少し、2035年には、3人に1人が65歳以上となり、2048年には、総人口1億人以下が予測されている日本です。
我が家の長女は、2000年生まれですので、単純に彼女が、24歳、35歳、48歳の時、そんな日本をむかえて、生きていかねばなりません。
が、これは、国が抱える深刻な問題。
働いても、働いても、暮らしが楽にならないようなシステムが出来てしまうことも、推測出来ますし、働きたくても、仕事が部分的にAI/人工知能にも奪われかねないので、仕事をキープするのも、大変でしょう。
人数が少なくなる分、有能な人材を育てようと、国が、グローバル教育に力を注ぎ、大学入試を見直したり、留学を促進しているのは理解できますが、。
でも、たった2週間や1ヶ月そこらの留学で、劇的な成長って、本当にあるの ? って、疑問ですよね。
特に留学は、短期といえど、高額な費用が伴うことから、結果、目に見えて何にもならなかったじゃ、もったいないと、保護者は考え、なかなか、お財布の紐を緩めないものです。
語学の習得やら、コミュニケーション能力を高めたり、人格形成や価値観の育成などに、時間を要することは、解りきった事ですし。
それに、わざわざ、留学へ行かなくとも、国内で、それらを身につけ、学ぶことだって、できる訳です。
然しながら、例え、短期でも、留学に行く価値があると、私は、思います。
そして、その想いは、oneofakindさんのblog記事を読んで、更に強く確信致しました。
それは、何故か !?
A.性犯罪を事前に防ぐことに繋げられた貴重な体験ができたから。
B.日本とは違う、アメリカの文化に触れることができたから。
C.留学先で楽しい思い出を刻むことができたから。
答えは、すべてYESで、すべてNOです。
留学する、と決意した彼女の決断、そして、両親へ意思を伝えて交渉したこと。
友人からの相談について考え、協力者(ホスト)へ信号をだして、対話をしたこと。
この体験こそ、短期留学から得られる大きな成果と、私は感じました。
人生1度しか無い高校生の夏休みを、どう過ごすかは、大きな課題ですよね。
限られた時間を、どう過ごすかを決意して、決断する機会を、留学によって得られる事は、大きいと思います。
また、自分の意思を伝えて、交渉する過程にこそ、人間的な成長があるでしょう。
例え、両親を説得することができなくても、その過程を踏んだことは、決して無駄ではありません。
また、短期留学を経験したからといって、どうなるかは解らないけど、飛び込んでみることによって、飛びこむことへの恐怖心も薄らいでいきます。
時には、えいや~と、飛びこむことが出来た方が、人生、上手くいく時もありますからね。
何とかならない時は、何とかさせるとしかないのです(笑)
留学によって、一定期間、親元離れて、逃げることができない環境の中で、苦労をする機会を得るのも、大きい影響となるでしょう。
きっと、留学を終えた時には達成感から、生きることへの自信にもつながるはずです。
短期留学による、語学力やコミュニケーション能力の向上などの成果は、次の段階に期待すれば良いことかと、私は考えます。
なので、高校生の短期留学とは
◦短期留学に挑戦する過程を経験する事
◦留学から、知らなかったことを知る機会を得る事
◦留学を通して、外から日本を見てみる事
◦留学中に違う価値観に触れる事
などなどと、様々な機会を得ることに、意義があると思います。
我が家の長女は、高校1年生の夏休みを例年通り、部活漬けで過ごすか ? 短期留学へ行くか ? 大いに悩んで、今までとは違う夏にするという決意の下、短期留学に行く決断を下しました。
結果、その経験を経て、現地校を卒業目的の高校留学にチャレンジする事となりましたが、娘が短期留学へ行く際、まさか、海外の高校へ編入する未来へ繋がるとは、誰しもが、まったく、想像もしていませんでした。
特に1番、驚いていたのは、長女自身でも、ありました。
その夏、一緒に短期留学へ参加した友達も、帰国後、大学進学や自身の将来をどうするかについて、より具体的に描けるようになり、次の目標が明確となったようです。
取りたてて、語学力やコミュケーション能力などの技術的なスキルが延びたわけではありませんが、留学体験を経た子達には、それぞれ、価値観の革命が起きていました。
部活や、お稽古、趣味やスポーツ、バイトなどに没頭する夏休みにする、という決意を固め、決断し、その意思を誰かに伝えて、周囲に交渉したり、協力者と対話していくのも、留学同等の価値がある有意義な時間かと思います。
技術的な面では、留学では鍛えることの出来ない面も、多々とあるでしょう。
然しながら、一歩、国外へ出て生活することにより、今まで当たり前だと思っていた常識が自分の周囲にしか通用しない常識だったということを、高校生で知り得ることが出来るのは、留学の場だけかと思います。
oneofakindさんの体験にある「絶対に誰にも言わないでね」という約束を破りたくないと懇願したのは、まだ16歳であったからと同時に、日本社会で育ってきたから故のこと。
アメリカという異文化の国では、口止めされたことの約束を守ることより、人権を守ることを即座に優先するのが、常識だった訳です。
正しいと思っていたことが通用しなかった、それを知ること。
自分のいる世界が、とても小さかったことに気付けること。
違う常識や価値観に踏みいることこそ、短期留学から得る1番の大きな収穫だと、私は思います。
感受性が強く、柔軟性ある若い高校生のうちに、いま居る場所と全く別の世界に触れることにより、様々な事柄を感じて欲しいものです。
ジャニーズの件、そして、高校生夏の短期留学から得られることのまとめ
ジャニーズの件、それについては、思いっきり外部にいる、一般人の私が敢えて語ることではありません。
ですが、その件があったからこそ、oneofakindさんのblogに出会え、胸に響く、記事を読む事が出来ました。
もしかしたら、oneofakindさんも、ジャニーズの件が無かったら、留学時の体験談をblog記事に綴らなかったかもしれません。
人生は、選択の連続により、流れがおき、成り立っています。
もし、あの時、留学していなかったら、もし、友達が相談してくれなかったら、もし、レスリーに質問をしていなかったら、もし、Blogに体験を綴らなかったら、などなどと。
もし、あの時… と、振り返ったところで、その時の選択から、流れがおきて、今があり、今の選択から、流れがおきて、未来があります。
わずか16歳の女の子が留学中に選択したことからおきた流れが、数年後には、ビックウェーブとなって、世にテーマを投げかけ、注意喚起を促すように、人々の心を響かせる事にも成るのです。
さて、もうすぐ、今年も夏がやってきます。
高校生夏の短期留学へ参加する子達も、大勢いることかと、思われます。
その子達が、留学より得た大きな影響を受けて選択したことによってできる流れこそ、未来の社会の流れへと繋がるでしょう。
なんて、偉そうなこと綴っていますが、私はと言えば、今夜、呑もうか、呑まぬかの選択により、できる明日の流れがどうなるかを解っていても、呑む選択に、今日も軍配が、あがりそうです ^^;
そんな訳で、ダメ母MIOは、引き続き、悩みまくりの日々を過ごしながら、今日より明日へむかいます。